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| テレビ生活をより楽しむためのヒント |
| ◎第5回
LNBについて◎ |
LNBってなに?
衛星放送受信用のアンテナにはLNB(Low Noise Block Converter)という受信信号コンバーターがついています。放送衛星から送信される微弱な電波を、デコーダーが扱えるレベルに増幅し、信号を変換する装置です。電源はケーブルを通じてデコーダーから供給されます。一般的には(写真1)のようにアンテナのお皿の前にアームで取り付けられ、凹面鏡のようにして集めた電波を、焦点にあたるところで受ける仕組みです。
UniversalタイプのLNBはデジタル電波の幅広い周波数帯を、自動的に切り替えて受信するスグレモノです。HotBird
6号衛星が2000年にアナログからデジタルに移行した際に周波数帯が広がったため、このUniversalタイプでないと現在のJSTVの電波は受信できません。アナログ時代のアンテナは、デジタル受信用にも使えますが、LNBを取り替えるのはこのためです。
LNBは一昔前までとても繊細で、かつ高価な装置でしたが、今では性能が格段に向上し、動作も安定し、値段も手ごろになりました。しかし、常に天候や気温の激しい変化にさらされているため、ビニルテープで巻いてあるLNBとケーブルの接続部分に水が入ったりして、たまに故障してしまうことがあります。いつのまにか接続部分がゆるくなっていて受信が出来なくなることもあります。受信障害の原因はほかにもさまざまな原因が考えられますが、LNBの故障が原因の場合は、取り替える必要があります。 複数の衛星から受信する場合
アンテナのお皿は一枚でも、JSTVのホットバード衛星以外の衛星からの電波を受信する場合は、受信する衛星ごとにLNBが必要になります。まず、二つ別々の衛星からの電波を受信するには、二個のLNBを一体化したMonoblock(写真2)が便利です。Monoblockは、80cmのサイズのアンテナに合せてあり、角度の近い、JSTVが使っているHotBird
6号衛星(東経13度)と、Astra1号衛星(東経19.2度)からの電波の両方を受信できます。SKYチャンネルが使っているAstra2号衛星(東経28度)と組み合わせる場合は、二つの衛星の角度が離れすぎているので、Monoblockではどちらか一方が受信できなくなります。その場合は別の単体のLNBを取り付ける必要があります。
さて、ここからは上級者向けの情報です。一般のご家庭ではJSTVと地元の地上波テレビが見られれば十分、というところも多いでしょうが、なかには多くの衛星からいろいろな番組を見たい、という方もおられるでしょう。一般のデコーダーは最大4つの衛星からの電波を処理することができます。アンテナの大きさが十分であれば、4つのLNBを取り付ければ、それだけ受信できる電波が増えます。受信にはLNBのほか、切り替え器が必要となります。複数のLNBを切り替えるためのDiSEqCという欧州標準の切り替え器を、デコーダーとLNBのあいだに取り付けます。さらに電波の傾きにあわせてLNBの向きを調整するなど、ここまで来ると電波測定機器なども必要になりますので、専門の取り付け業者にご相談いただくのが無難でしょう。
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