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JSTVほか、衛星放送受信のためには欠かせないデコーダーですが、日本の衛星放送ではTVにデコーダー機能が組み込まれているものもあり、どういう機能があるのか、よく理解されていない方もおられるでしょう。第7回ではJSTV視聴用に初期設定の話をしましたが、今回はキホンを理解しましょう。
デコーダーの役割
デコーダーはその名の通り「電波信号解読器」といってもよいでしょう。放送衛星から送られて来る電波はマイクロ波です。変換した数百チャンネルの信号が組み込まれ、地上に届いています。この電波をご家庭のLNBつきのアンテナで受信したあと、チャンネルごとに分解して元に戻すのがデコーダーの役割です。レシーバーあるいはSTB(Set
Top Box)とも呼ばれます。
スクランブルを解く
チャンネルごとに分解されると、ようやく家庭用のTVで映せる信号になります。チャンネルには、JSTVのようなスクランブルが掛かっている有料放送や、そのまま視聴できる無料放送が混在しています。デコーダーにはスクランブル信号解除機能が搭載されており、JSTVのような有料放送が会員に配っている「受信カード」を機器の差込口(Interface
Module/ あるいは別途購入のCI Module)に挿入すると、スクランブルが解かれて視聴可能となります。
HotBird6号衛星からの電波には、JSTVのほか現在有料・無料あわせて700ほどのチャンネル信号が含まれており、設定すれば多くのTVチャンネルが視聴可能です。
デコーダーのあれこれ
基本的なしくみは以上ですが、スクランブル方式には色々あり、デコーダーはどの方式を内蔵するかによって、多様なタイプが販売されています。無料放送だけであればタイプを選びませんが、JSTVのスクランブル信号は「CryptoWorks」方式なので、この方式を内臓しているか、あるいは外付け可能なタイプのものが必要です。各社・機種によって微妙に仕様が異なるのでお買い求めの際、詳しくはJSTVカスタマーサービスまでお問い合わせ下さい。SKY、Arena、Premiere専用のデコーダーなどではJSTVの有料放送受信は出来ません。
デコーダーは玉手箱?
買ったばかりのデコーダーは初期設定が必要ですので、マニュアルや第7回もご参考下さい。初期設定で視聴は可能になりますが、ほかにもいろいろな機能が満載です。受信している電波の質や強さを画面に表示し、複数アンテナの切り替え、モーターつきのアンテナ駆動、複数LNBの切り替えもこなします。RF(同軸ケーブル)接続やSCART接続でのPALなどテレビ方式の設定や高画質の選択なども可能です(⇒第2回を参照)。デコーダーはPCのような精密機器ですので、通常メーカーの保証期間は1年、耐用年数は3年です。不具合が出てきたら、そろそろ買い替えの時期かも知れません。
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