|
今回は衛星放送をご覧の上で経験されることもある視聴トラブル対策です。はじめからさじを投げて業者に頼んでしまう前に、自分でも出来る視聴復旧の手順を試してみましょう。巻末の「ワンポイントアドバイス」で基本をご説明していますが、先月のキャンペーンで新会員の方もおられますので、ここではもう少し詳しくご案内します。
衛星放送を受信するということ
TVのスイッチをいれるだけですぐ見られる地上波放送と比べると、衛星放送は視聴できるまでにいろいろと面倒なことがあり、視聴トラブルの場合、途方にくれてしまうことがあるかと思います。特にこちらのTVやデコーダーなどの機器の信頼性は、性能が折り紙つきの日本製品とはかなり差があります。またJSTVは地球の裏側の日本から宇宙に浮かぶ静止衛星を二つ経由して、みなさまのご家庭に電波をお届けしていますので、この伝送ルート上で障害を受けやすいといえるでしょう。春と秋の太陽雑音やご家庭のアンテナの前に木々が生い茂って受信をさえぎる季節的な原因もあります。
視聴トラブルの原因と対応
いろいろな原因が考えられるため、まずは現状把握です。TV受像機か、デコーダーか、アンテナか、あるいはその他の何が原因なのか、以下のように試しながら見極めて対処しましょう。
視聴トラブルについてJSTVが受ける相談のおよそ8割は、ご家庭のテレビやデコーダー、VCRのいろいろあって混乱してしまう接続ケーブル(SCARTケーブルは構造上外れやすい)の緩みや、各リモコンの誤操作によって引き起こされています。さらに視聴カードをうっかり出し入れしたときに、間違った方向に挿入して受信できなくなっている、ということもあります。まずはケーブルの接続がしっかりしているか再確認し、リモコンもいろいろあるので、いつものボタンを押したかどうか、冷静に考えて見ましょう。ケーブルでもリモコンの押し間違いでもなければ、ほかの原因が考えられます。
次に考えられるのが悪天候などの気象条件などによる放送障害です。これは電波を経由している英国またはお住まいの国の気象状況によるもので、天候が回復すれば、通常自動復旧します。
さらに、画面がフリーズしたり、今まで見えていたのに急に画像がなくなったりした場合は、デコーダーの不具合の可能性があります。まずはデコーダーのリモコンでほかの衛星放送チャンネル(JSTV2やEuronewsなど)が映るかどうか調べましょう。元のチャンネルに戻せば簡単に復旧することがあります。それでもだめなら、デコーダーの電源を切って10秒ほど待ってから再起動をお試しください。本体の電源を切る前に、まずデコーダーのリモコンの赤い電源ボタンを押し、スタンバイ状態にしましょう。視聴状態からいきなり電源断の状態にするショックを若干和らげられます。本体の電源ボタンがないものは電源コードを抜いて再起動します。
機械の操作が不得手でない方は、デコーダーのメニューボタンから、電波信号を調べてみましょう。信号メータにはアンテナの信号強度とデジタル信号品質の2つのメータがあります。メータの数値が著しく低い場合はアンテナの角度がずれているか、アンテナケーブルの不具合、LNBの故障が疑われます。マニュアルのAntenna
Settingなどの項目を参考に操作しましょう。
あれこれいじると故障する?
再起動によって、外因的な視聴障害はたいてい復旧しますが、万能ではありません。またPCのように再起動のさいに、情報を読み込むのに若干時間がかかり、その間にボタンを頻繁に押すと誤作動を引き起こすことがあります。また電源のON/OFFを何度も繰り返すと故障を引き起こすことがあります。取り扱いには注意しましょう。
技師や電器店にご相談されるまえに
ここまでであればご家庭でも対応できるかと思います。視聴障害が起きたときはあわてず、まずはご家庭でも最低限できることは、上の例を参考として冷静に対処ください。それでも視聴が復旧しない場合は、JSTVカスタマーサービスセンターでも日本語でご相談を受け付けております。ご一報くだされば、こちらから折り返しご連絡いたします。JSTVのホームページのFAQの当該箇所などもご参照ください。欧州は日本とは違い、業者の手配は先方に落ち度があったとしても有料となることがほとんどです。年々機器の性能も向上して自動復旧することが多くなりましたが、機器の故障や不具合となれば専門家頼みです。
|