| 平家に大きな報せが。王家に忠誠を尽くす忠盛の功が認められ、内裏の清涼殿にあがる資格を持つ殿上人に武士として始めてなったというのだ。だが、貴族たちの中には武士の分際での出世を面白くなく思うものも多かった。摂関家の藤原忠実は、源氏武士・源為義をそそのかし、一計を案じる。その謀とは、豊明節会の折、昇殿する忠盛を為実が闇討ちするというものであった。鎌田通清からそのことを聞いた清盛は、父のもとに走る! |
朝廷では貴族たちが集まり、瀬戸内海を荒らす海賊対策の会議に追われていた。高階通憲は公卿たちの無策をなじり、権力の奪い合いにうつつをぬかす彼らにあきれ果てる。海賊討伐には源氏を、と推挙する忠実を尻目に鳥羽院は重用する平忠盛に海賊討伐を命じる。清盛を跡継ぎにしたい忠盛は忠正の反対をおしきり、家盛を留守居にして清盛に討伐に加わるよう命じる。清盛は跡継ぎになるつもりはない、と宣言するが海賊討伐への意欲は燃やす。 |
清盛は盛康を負傷させた自分にやり場のない怒りがこみあげ、単身、小船で海へ出る。一方、京の父と離れ、東国での武者修行に出た義朝は、のちに平氏を滅ぼすことになる源頼朝の母、由良姫と出会う。西海では、清盛が海上で道憲と出会うが、海賊たちに捕らえられてしまう。捕縛され、巨大な宋船に移された二人の前に現れたのは兔丸という海賊の棟梁で、この男こそ、かつて清盛に出生の秘密を明かした、あの盗賊朧月の息子だった。 |
海賊を討伐した平氏だが、棟梁である忠盛が念願の公卿にひきたてられることはなかった。清盛は従五位下の位を授けられ、忠実の屋敷に挨拶に。その帰り道、盛国と清盛は、一組の父子と出会う。下級貴族高階基章と明子。基章は清盛のことが気に入り、娘を妻としてくれないかと申し出る。明子は、親友の時子にこの結婚話について相談する。平氏とは身分が違うと気後れする明子だが、清盛の不器用なアプローチに明子の心は動いていく。 |
家貞は清盛に、忠盛が朝廷を通さず密貿易をしていることを明かす。一方、何事も妥協をゆるさない藤原頼長が内大臣になったことで、混乱した朝廷がさらにかき乱されていくことになる。頼長は、都の市で清盛の配下の海賊兔丸が宋の品々を商売していることから平氏が密貿易をしているのではないかと見抜き、清盛を邸によびつける。頼長の詰問に清盛は、この国の仕組みが間違っていると言い、豊かな宋を手本にするよう進言する。 |